20130401
とある土曜のお話(前編)
キャブセッティングと称したチョイ乗りをしていた先週の土曜日。
何度か鳴スカ⇔ジェット変更を繰り返した結果、プラグの色も美味しそうなキツネ色に近づいてきたモンですから、高速にでも乗って慣らしの距離を稼いでやろうと企んだワシ。
覆面に気を遣いつつも、片側1車線対面交通の高速道路故に2,000回転でマッタリ走行。
「60km/hしか出ねぇ軽トラは農道でも走っていやがれ!!」なんて気分になるコトも無く、「低回転でもドコドコと奥ゆかしいエンジンですね、コレ。」なんて評論家気取って走っていても、ベッタリとS1000RRに貼り付かれるとソノ気にならん方が嘘です。
追越し車線区間が現れた瞬間、弾け飛ぶように右車線へ。
もちろんS1000RRも付いて来る!!
アクセル全開するも、早め早めのシフトアップで慣らしリミットは死守。
もちろん電子制御の塊S1000RRは、軽い手首の動きだけで、ワシを抜きにかかる...。
コチラは言われている回転数イッパイイッパイ。
が、軽量フライホイールが「もっと回るけど、どーする?」と問いかけてくる。
角々と盛り上がったピストンが「もっと速く動けるけど、いかがしますか?」と誘ってくる。
ok、分かった。
電子制御にゃ敵わんかもしれんけど、いっちょブン回ったれ!!!
勢いよくアクセルを回すと、今まで使ってた回転域では見せなかった針の動き!!
以前は純正モジュールだった故に、5,500でフン詰まりだったけど、今は違う。
ワシを縛るモノはナニも無い!!!
4,500...、5,000...、5,750...、6,500...
回転数が上がれば上がる程、針の動きが早くなってく...。
そんな感動に酔いしれながら、タコメーターに釘付けだった視線をS1000RRに移した瞬間...
ズッコォ-----------------------ン!!!
聞いたコトも無い激しい爆発音と、感じたコトの無い鬼のような後輪ロック!!?!
事態がよく理解できないけど、本能的にクラッチを切って路肩停車。
ほどなくして、さっきの軽トラがノホホンと抜いていく。
まるで、「エンジンブローは無知ゆえの結果、助ける必要などない。」と言わんばかりの冷たい視線...。
てか、エンジンブローかどーだか分かんないけど、よくよく見れば、下半身は潮を吹いたかのようにビショビショ。
恐る恐るバイクを降りて、エンジンを見てみたらば....。
...to be continued (´□`。)
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